屋久島観光のメインイベントとなる縄文杉トレッキング。往復22キロとかなりの体力を要するコースです。
✅初心者だけどガイド無しでも大丈夫?
✅タイムスケジュールはどんな感じ?
当記事は上記のようにガイド無しで縄文杉トレッキングに挑戦しようとしている方向けの記事です。
結論から言うと
- 初心者でもガイド無しで大丈夫!
- 朝6:00に登山開始、16:35に下山完了で所要時間は10時間35分
でした!
知っておきたい基本情報
スタート地点の「荒川登山口」まで登山バスで移動
縄文杉トレッキングのスタート地点となるのは「荒川登山口」です。
「荒川登山口」までの移動手段は毎年 3月1日~11月30日の期間中は一般車両の通行が規制されるため、荒川登山バスのみとなります。
登山バス運行区間:屋久杉自然館前~荒川登山口(約40分)
登山バスは「屋久杉自然館前」から出ています。登山バスでの移動時間は40分程で意外とかかります。
登山バスチケット料金
また登山バス乗車のためにはチケットを購入する必要があります。
チケット料金は中学生以上は往復3,000円(小学生は往復1,000円)です。
料金にはバス代2,000円と環境保全協力金1,000円が含まれています。
乗車口の屋久杉自然館前でもチケットは購入できますが、当日は朝早いので余計な手間を増やさないためにも前日までに事前購入しておいた方が安心です。
屋久島空港近くの案内所で購入可能ですので、到着後すぐに購入するのがおすすめです。
公式HPでも混雑緩和のため事前購入を推奨しています。
チケットに日付指定はないので、
予定日を変更することも可能です。
登山バス時刻表 (2024年3月~11月)
【行き】屋久杉自然館前➡荒川登山口 | 【帰り】 荒川登山口➡屋久杉自然館前 |
---|---|
5:00発➡5:35着 | 6:20発➡6:55着 |
5:40発➡6:15着 | 15:00発➡15:35着 |
14:00発➡14:35着 | 16:00発➡16:35着 |
17:00発➡17:35着 | |
17:45発➡18:20着 |
行きは5:00発、帰りは17:00発のバスに乗るのがおすすめです。
最新の時刻表については以下公式サイトよりご確認下さい。
また混雑が予想される場合には臨時便を運行することがありますので、前日には最新の運行状況を公式Xで確認することをおすすめします。
- 「屋久杉自然館前」から登山バスで「荒川登山口」に移動。
- 登山バス移動時間は40分程。
- 登山バス乗車のためにはチケット購入が必要(事前購入か当日「屋久杉自然館前」で購入)
- 行きは5:00発、帰りは17:00発のバス乗車がおすすめの目安。
荒川登山口往復コースマップ
縄文杉トレッキングに行く前に必ずコースの概要を把握しておきましょう。
ただでさえ往復22Kmという未知のコースで体力を奪われるのに、延々と歩く道中「まだ歩くのか」「あとどれくらいだ」と先が見えない状態が続くと精神的負担がかなり重くなります。
トロッコ道:荒川登山口~大株歩道入口
スタート地点の「荒川登山口」から「大株歩道入口」まではトロッコ道で片道8.5kmです。
往路は緩やかな登りとなっているため地味に疲れます。
山道:大株歩道入口~縄文杉
「大株歩道入口」から「縄文杉」までは片道2.5kmです。
ここから本格的な山道となるので、トレッキングシューズは必須です。
またストックがあると登山の助けになります。
ガイド無しても大丈夫?
結論から言うとガイド無しでも大丈夫です。
一番の懸念材料は「初心者だと迷わないか?」という点ですが、
トレッキングコースはトロッコ道をひたすら進む一本道のためまず迷うことはありません。
また一本道のため、道中ガイドツアーのグループとよくすれ違います。ほかにもカップルや夫婦、4人家族なども多く、小学生ぐらいの女の子とお母さんの二人組も見かけました。
私がガイド無しで挑戦した理由は、「グループのガイドツアーだと自分たちのペースで歩けない」「写真や動画を自由に撮りづらくなるだろう」と思ったからです。
しかし、コースの概要を把握せず往復10時間という情報のみで挑んだため、「あとどれぐらい進めばいいんだ」と先が見えず精神的にもかなり負担がかかりました。適切なペース配分で無理なく楽しみたいという方はガイド付きがおすすめです。
ガイド付きの最大のメリットは適切なペース配分です。
ただ迷う心配はまずないので、ゆっくり自分たちのペースで進みたいという方にはガイド無しの方がおすすめです。
実際にかかったコースタイム
ホテルから「屋久杉自然館」までレンタカーで行き、無料の駐車場に止めます。トイレもあります。
ここでトレッキングシューズに履き替えるようにすると、行きと帰りは楽な靴で帰れるので楽です。
バスチケットを係員に渡して乗車引換券と交換します。乗車引換券には5:00、5:40など乗車時間が記載されています。
5:00前に行っても混雑している場合は次の便に乗ることになります。
私の場合は4:40頃到着して、5:20の臨時便に乗車しました。
ホテルで朝食の代わりに頼んでいたお弁当です。昼の分は追加注文分です。
6:00 荒川登山口【トイレ休憩地点】
しっかりと準備運動をしたら、トレッキングスタートです。
7:00 小杉谷集落跡【休憩地点】
スタートしてから1時間ほどで「小杉谷集落跡」に到着します。最初の休憩地点です。
小杉谷集落跡で朝食を摂っている人を多く見かけました。
すぐ先に休憩小屋もあるのでそちらでも休憩が出来ます。
次は楠川(くすがわ)分かれ・トイレ休憩所まで目指します。
7:40 楠川分かれ【このすぐ先にトイレ休憩地点】
トロッコ道の中間にあるのが「楠川分かれ」です。白谷雲水峡に通じる分岐ルートがあります。
縄文杉まで175分という案内表示板が登場します。175分!トロッコ道をひたすら進み、「結構歩いたなー」と思っていた矢先にまだ3時間以上かかるという死の宣告を受けます。「まだ半分も過ぎてないのか」。
ただトロッコ道だけで見ると半分は超えていますので、すぐ先の休憩所で英気を養って「大株歩道入口」まで頑張りましょう。道中「三代杉」「仁王杉」等の立派な屋久杉も拝めます。
9:20 大株歩道入口【トイレ休憩地点】※トロッコ道終了
最後のトイレ休憩場所となります。
ここから先、縄文杉までトイレはありません。携帯トイレ用ブースのみとなります。
また水汲み場があるので水筒・ペットボトルに給水できます。
案内表示板に10:00までにここを出発、13:00までに縄文杉から引き返してくださいと表示されています。
9:45 大株歩道入口出発※登山開始
大株歩道入口からウィルソン株までは今までとは打って変わって山道が始まります。ストックがあるとここから活躍してくれます。
10:25 ウィルソン株【休憩地点】
ウィルソン株から先の道のりは急な斜面や階段が続きかなりのハードコースになります。
11:35 大王杉
大王杉まで来るとその先に夫婦杉(めおとすぎ)がありますが、夫婦杉から縄文杉までなんと45分もの道のりがあります。
全体的に見れば縄文杉まであと少しなのですが、
体力を奪われたここからの40、50分は途方もなく遠いです。
ここまできたら気合で進むしかありません。
最後の難関になります。
12:25 縄文杉
ようやく縄文杉に到着です。縄文杉は展望デッキから見ることになります。
また飲食は禁止なのでお昼は復路にあるデッキエリア等で食べることが出来ます。
16:35 荒川登山口
スタート地点の荒川登山口に到着したのが16:35で、17:00のバスに乗りました。この時間のバスを待っている人が多くいたように感じます。
帰りは下り坂なので何とか戻れましたが、道中はゲリラ雨にも遭いかなり疲弊してしまいました。レインコートはかなり高性能なものをおすすめしたいと思います。
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