✅初心者だけどガイド無しでも大丈夫?
✅タイムスケジュールはどんな感じ?
当記事は上記のようにガイド無しで縄文杉トレッキングに挑戦しようとしている方向けの記事です。
屋久島観光のメインイベントとなる縄文杉トレッキングですが、往復22キロとかなり体力を要するコースです。
結論から言うと
- 初心者でもガイド無しで大丈夫!
- 実際にかかったコースタイムは10時間35分
でした!
知っておきたい基本情報
荒川登山口往復コース
縄文杉トレッキングに行く前に必ずコースの概要を把握しておきましょう。
荒川登山口~大株歩道入口(トロッコ道8.5㎞)
スタート地点の「荒川登山口」から「大株歩道入口」まではトロッコ道で片道8.5kmです。
往路は緩やかな上りとなっているため、地味に疲れが蓄積していきます。
大株歩道入口~縄文杉(山道2.5㎞)
「大株歩道入口」から「縄文杉」までは本格的な山道で片道2.5kmです。
トレッキングシューズは必須です。
またストックがあると登り・下りともに楽になります。
登山バスで「屋久杉自然館」から「荒川登山口」まで移動
縄文杉トレッキングのスタート地点となる「荒川登山口」までの移動手段は、基本荒川登山バスのみです。
登山バスは「屋久杉自然館前」から出ています。
「屋久杉自然館前」から「荒川登山口」までの移動時間は40分程かかります。
登山バスチケット料金
登山バス乗車のためにはチケットを購入する必要があります。
チケット料金は中学生以上は往復3,000円(小学生は1,000円)です。
料金にはバス代2,000円と環境保全協力金1,000円が含まれています。
乗車口の屋久杉自然館前でもチケットは購入できますが、当日は朝早いので余計な手間を増やさないためにも前日までに事前購入しておいた方が安心です。
屋久島空港近くの案内所で購入可能ですので、到着後すぐに購入するのがおすすめです。
公式HPでも混雑緩和のため事前購入を推奨しています。
チケットに日付指定はないので、
いつでも可能です。
登山バス時刻表 (2024年3月~11月)
【行き】屋久杉自然館前➡荒川登山口 | 【帰り】 荒川登山口➡屋久杉自然館前 |
---|---|
5:00発➡5:35着 | 6:20発➡6:55着 |
5:40発➡6:15着 | 15:00発➡15:35着 |
14:00発➡14:35着 | 16:00発➡16:35着 |
17:00発➡17:35着 | |
17:45発➡18:20着 |
行きは5:00発、帰りは17:00発のバスに乗るのがおすすめです。
最新の時刻表については以下公式サイトよりご確認下さい。
また混雑が予想される場合には臨時便を運行することがありますので、前日には最新の運行状況を公式Xで確認することをおすすめします。
お弁当2食分必須
トレッキングスタートしたら戻ってくるまで販売は一切ありませんので朝と昼の2食分のお弁当が必須です。
荒川登山口でも販売はないのでお弁当は事前に準備する必要があります。
宿泊宿で朝食をお弁当に変更できるケースが多いので、宿泊宿に確認しましょう。
写真は「屋久島グリーンホテル」で朝食の代わりに頼んでいたお弁当です。昼の分は追加注文となります。
ガイド無しても大丈夫?
結論から言うとガイド無しでも大丈夫です。
一番の懸念材料は「初心者だと迷わないか?」という点ですが、
トレッキングコースは一本道のためまず迷うことはありません。
また登山バスに乗って移動するため、みな同時にスタートすることになります。
道中ではガイドツアーのグループとよくすれ違います。ほかにもカップルや夫婦、4人家族なども多く、小学生ぐらいの女の子とお母さんの二人組も見かけました。
私がガイド無しで挑戦した理由は、「グループのガイドツアーだと自分たちのペースで歩けない」「写真や動画を自由に撮りづらくなるだろう」と思ったからです。
しかし、コースの概要を把握せず往復10時間という情報のみで挑んだため、「あとどれぐらい進めばいいんだ」と先が見えず精神的にもかなり負担がかかりました。適切なペース配分で無理なく楽しみたいという方はガイド付きがおすすめです。
ガイド付きの最大のメリットは適切なペース配分です。
実際にかかったコースタイム
4:40 屋久杉自然館(トイレあり)
ホテルから「屋久杉自然館」までレンタカーで移動し、無料の駐車場に止めます。
ここでトレッキングシューズに履き替えるようにすると、いくらか楽になります。
トイレもあります。
5:20 登山バス(臨時便)乗車
バスチケットを係員に渡して乗車引換券と交換します。乗車引換券には5:00、5:40など乗車時間が記載されています。
5:00前に行っても混雑している場合は次の便に乗ることになります。
筆者の場合は5:20の臨時便に乗車しました。
6:00 荒川登山口(トイレ休憩地点)
しっかりと準備運動をしたら、トレッキングスタートです。
7:00 小杉谷集落跡(休憩地点・朝食ポイント)
スタートから1時間ほどで「小杉谷集落跡」に到着します。最初の休憩地点です。
かつては森林伐採の拠点として540人程が暮らし、小・中学校も設置されていたそうです。
小杉谷集落跡で朝食を摂っている人を多く見かけました。
7:40 楠川分かれ(このすぐ先にトイレ休憩地点)
トロッコ道の中間にあるのが「楠川分かれ」です。
分岐ルートを進むと白谷雲水峡に通じます。
9:20 大株歩道入口(トイレ休憩地点)
ここでトロッコ道は終了です。
最後のトイレ休憩地点です。水汲み場があるので水筒・ペットボトルに給水できます。
ここから先、縄文杉までトイレはありません。携帯トイレ用ブースのみとなります。
案内表示板に10:00までにここを出発、13:00までに縄文杉から引き返すよう掲示があります。
大株歩道入口からウィルソン株までは今までとは打って変わって山道が始まります。ストックがあるとここから活躍してくれます。
10:25 ウィルソン株(休憩地点)
ウィルソン株から先は急な斜面や階段が続きかなりのハードコースになります。
11:35 大王杉(携帯トイレブース)
大王杉まで来るとその先に夫婦杉(めおとすぎ)がありますが、夫婦杉から縄文杉までなんと45分もの道のりがあります。
全体的に見れば縄文杉まであと少しなのですが、
体力を奪われたここからの45分は途方もなく遠いです。
ここまできたら気合で進むしかありません。
最後の難関になります。
12:25 縄文杉
ようやく縄文杉に到着です。縄文杉は展望デッキから見ることになります。
また飲食は禁止なのでお昼は復路にあるデッキエリア等で食べることが出来ます。
16:35 荒川登山口
スタート地点の荒川登山口に到着したのが16:35で、17:00のバスに乗りました。この時間のバスを待っている人が多くいたように感じます。
帰りは下り坂なので何とか戻れましたが、道中はゲリラ雨にも遭いかなり疲弊してしまいました。レインコートは高性能なものをおすすめします。
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